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医師のキャリアパスとは?

benkyo
医科大学や大学医学部を卒業して、国家資格を取得したからといっても、出身大学の医局に所属するもの、というのは過去の話です。特に首都圏の医学部を卒業して地元九州の大学医局を選ぶ医師や、後期研修医制度に長崎大学を選び、離島勤務を経験するなど、医師のキャリアパスは多彩になってきたといえます。
もともと医師は大学の6年間のどこかで「診療科目」を選択するときがやってきます。医師となり、初期研修に入ると、ローテート研修がありますので、内科だけでも複数の診療科目で研修できます。必修科目+選択科目を病院や医師自身の希望で回るたびに、大学の時に選択した診療科目が「自分には合わないのでは…」と迷いの連鎖に入りだします。問題は、この選択制度がもたらす医師の迷いそのものなのです。
キャリアパスはそもそもが、自分が「こうあるべき医師像」に向かって経験を積んでいくことに他なりません。ところが、キャリアパスよりも、診療科選びでつまずいてしまうと、もはや一生涯迷い続ける結果にもなりかねません。転職医が増加している原因のひとつはこの選択の幅の広がりがあるのです。
厚生労働省には診療科数の調査記録がありますが、現在55もの診療科目が国内にあるそうです。なぜ、これだけ増加したかというと、まずは医療機器の進化が挙げられ、その次に治験の増加があります。国は治験によって医療のレベルアップを期待します。特に早期発見で完治できれば、医療費の増大は避けられます。ですから、研究に国費を投じます。

キャリアパスの中には研究医を目指す向きもあります。しかし、大学に残れる医師には限りがあり、多くは大学時代の先輩医や研修医時代の医師像に憧れて、そのまま診療科を選択することが多いのです。特に外科は執刀症例数が多い病院に行かなければキャリアは形成されません。そのためには、泥をかぶっても下積み時代を経験することが大事です。
キャリアパスが勤務医の昇進を目的とする場合は、別の能力が必要となります。管理職になるにはマネジメント能力が必要になっていきます。個人病院の6割が赤字で許されるのは、病院が利益を追求する法人ではないからです。ですが、大規模病院が破綻したり、解散してしまうと地域医療が崩壊してしまうことになりかねません。
医師のキャリアパスは自己実現がどこにあるかをはっきりさせる事です。それには条件を1つに絞りましょう。収入増を追うか、スキルアップを追うか、地位の向上を追うか。選択肢は最高でも3つです。

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