HOME»診療科別転職 » 美容整形外科へ転職する医師が増える背景

美容整形外科へ転職する医師が増える背景

biyo
日本では、歯科医師免許と医師免許だけが「ドクター」と名乗れる国家資格です。医師免許は内科、外科とも共通ですので、いったん免許を取得できると、原則全ての科目に就職できることになります。ですが、大方の医師は学生時代にやりたい科目を決めてしまう傾向にあります。医局に属することで、将来の医師としての方向性が決まる場合が多く、循環器科の医師が、心療内科に転科することは、まずありません。
ところが、ここ十数年の医師の転職動向を見てみますと、転科の現実があらわになってきています。特に、実家が開業医である場合を除き、様々な理由から転科する状況がはっきりしてきました。理由は複数ありますが、ひとつは「体力の限界」が挙げられます。
大学病院から民間の総合病院や、県立病院などへ赴任する医師の多くは、毎日多くの患者と接することで、実力を磨いていきます。その反面、多忙さ故の問題も多くあります。長時間臨床や執刀が続くことは、体力、集中力を欠き医療事故の危険性を増加させていきます。また、休息やプライベートの充実は、医師にとっても必要条件なのです。
その結果、時間にゆとりのある転科の候補として「美容整形外科」に進む医師も少なくないのです。夜勤がなく、オンコールもなし。美容整形外科は、患者が持つ「コンプレックス」という『病』から開放させる医療であり、今までとは違った意味の「充実感」を味わう、と考えられているのです。

美容整形外科へ転職する理由は金銭面が大きい?

もうひとつの転科の理由は「金銭面」にあるのが現実でしょう。医師になるには大学6年、インターン含めてまる10年以上にも及びます。そのため、全ての医学生が「潤沢な資産」のある親の支援で、医師になれるかどうかはわかりません。奨学金や、あるいは勤務病院からの借り入れなどをしなければならない医師もおり、また中には人事面で冷遇させられる医師も存在しますので、自由診療の「高給取り」美容整形外科へ転科する医師も存在するのです。
美容整形外科には「にわか美容整形外科医」と「専門美容整形外科医」とでもいえるケースに分かれており、執刀経験のない内科医からの転科の場合は、未熟なスキルでの美容整形の施術が「指摘」されています。事故で外傷を負った顔面の手術などは、高度な技術を必要とします。そして美容外科医としてのスキルアップは常に必要であり、著名な医師は、優れた技術を擁しています。美容整形外科は収入面では華やかに見えますが、実態は医師の職人技が命運を分けます。そして各病院の「医療技術」の実力差が大きいことに注意が必要です。

都道府県を選択 希望診療科目を選択
こだわり条件検索

条件を入力して検索ボタンを押して下さい。

こちらの記事もおすすめ
  • リウマチ科の治療、精神科や心療内科との住み分けが難しい リウマチ科の治療、精神科や心療内科との住み分けが難しい
    リウマチ科の治療、精神科や心療内科との住み分けが難しい 全国で70万人から100万人にもの患者がいると言われる「関節リウマチ」。リウマチ患者の大...
  • 美容整形外科へ転職する医師が増える背景 美容整形外科へ転職する医師が増える背景
    美容整形外科へ転職する医師が増える背景。時間にゆとりのある転科の候補として「美容整形外科」に進む医師も少なくないのです。夜勤がなく、オンコールもなし。...
  • 放射線科の求人募集~読影能力の上達は、医療器機の発達が全てではない。 放射線科の求人募集~読影能力の上達は、医療器機の発達が全てではない。
    地方の市立病院や町立病院では「放射線科医師」の募集が見られる場合があります。放射線技師ではなく、医師である理由はこの「健康診断」にあるからです。転職サ...
  • 心臓血管外科、順天堂大学医院が一躍有名に 心臓血管外科、順天堂大学医院が一躍有名に
    心臓血管外科、順天堂大学医院が一躍有名に 順天堂大学医院を一躍有名にした天野篤医師の手術から読み取るものは天皇の執刀医…一躍その名を日本全国に知...
  • 眼科医はなぜ転職するのか? 眼科医はなぜ転職するのか?
    総合病院での報酬がそれほど高くない、と思われるのか、また開業医の「力量」で患者の量が増減しますので、より高度なスキルを求めて「専門病院」に転職を計るド...
  • «
    »


    メニューリスト