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皮膚科医に求められるスキルとは?募集や求人

皮膚科におけるアレルギー治療、腸内フローラ研究など、これからの皮膚科医に求められるスキルとは?
皮膚科クリニックでの「限界」が、難民患者を増加させている

「あの皮膚科なら、この湿疹は治るだろう…」そう漠然と考えて受診をしたものの、塗薬でも錠剤でもなかなか効果が見られない、それどころか「病名」や「原因」も教えてくれない…といった不満が多いのが、皮膚科クリニックの「特徴のひとつ」。なぜ、こういった声が増えているのでしょうか?

皮膚科の肉眼による臨床所見は、数多くの症例から正確さが培われます。症状や症例の部位は医師の経験値が全て、となるため、多くの皮膚科クリニックでは増加していく患者の対応に追われる一方で、新しい知識や多方面からの臨床がおろそかになりがちです。そのため、多くの開業医が過去の名声のまま診察を続け、患者はなかなか治らないまま、加齢のせいと諦める…こういう状態が全国で発生しているのです。

ケミカルピーリングは美容皮膚科だけの領域ではなくなっている

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美容クリニックでは、レーザーによる脱毛照射や多汗腺治療などが行われています。また、皮膚を根本から美しくする、との触れ込みでケミカルピーリングがあります。ご存知のように、ケミカルピーリングは「皮膚を薬品で剥がす」という根治療法のひとつです。ですが、これはあくまでも限定的な症状にしか通用しません。そのため、処置後に悪化した症状を臨床しなければならないクリニックが増えているのも事実。

そうなれば、一般の皮膚科クリニックでは経験のない症例として、お手上げの状態になることがよくあります。軟膏療法を主として行ってきた場合、正確な臨床そのものが難しいかもしれません。とりあえず薬による治療を行うことで様子を見るしか手がない可能性が高いのです。そうならない為には、敢えて美容皮膚科の処置も知識として知っておく必要があるのです。

アレルギー、腸内フローラなど、食物との関連性を疑う力が必要になってきている

花粉症、喘息、そしてアトピー性皮膚疾患は、アレルギー反応の最も多い疾患症例です。こうした疾患の問題点は患者にとって「かゆみ」や「咳」などが続くことで「集中力の欠如」「眠さや疲労感の増加」、そして普段できる何気ない動作そのものが注意不足になる、という点でしょう。

患者が欲しているのは、完治とともに普段通りの生活に戻るという「パフォーマンス」です。が、実際にはアレルギー反応は検査によってその原因や因果関係を掴まなければならないことが常識になっています。どのクリニックでも血液検査によってどういったアレルギーがあるのかは判定できますが、問題はそこからいかに「アレルギー反応を抑える」か、ということに移ります。衣食住に関係する場合は、全ての起因物質からの避難は不可能です。そのため、特定物質を患者に的確に提示しなければなりません。

食物アレルギーの場合「あなたのアレルギー反応の原因の一つは《トマト》です」と説明することで、患者はトマト全般を避けようとするでしょう。ですが、それだけでは問題です。トマトも生の状態か、加熱処理したものか、あるいはピューレなのか…と様々な状態があり、これは食物個体の成分化合式とアレルギー反応の原因となる花粉症の植物個体の成分化合式のすり合わせで、その詳細がわかってくるわけです。

腸内フローラに関しても、単に患者一人ひとりの体質検査だけを目的とせず、疾患の原因は腸内にある個体特有の細菌であって、これに対応(反応)する細菌を外部から腸内に注入する治療で、劇的な治癒が見られることがわかってきています。これらは、最新の大学病院研究などの情報を揃えていなければ、対応できないのは言うまでもないでしょう。

これからの皮膚科治療は、クリニックと総合病院、専門病院などで住み分けがはじまる

勤務医としての皮膚科医と開業医としての皮膚科医の大きな違いは、治療の関連性を様々な診療科目と連携できることや、食物や化学繊維などの生活環境の分析などを、医学と関連付けられるという側面です。これは、皮膚科クリニックの従来からの臨床や治療方法では決して対応しきれない領域となります。

そのため、皮膚科クリニックはより「専門分野」に細分化されており、その傾向はますます強くなっていくのは自明でしょう。レーザー治療を売りにする皮膚科クリニック。あるいはアトピー性皮膚疾患の臨床を看板に掲げる皮膚科。つまり、皮膚科領域はもはや治療方法で選ぶのか、それとも症例で選ぶのかという患者への選択にかかっている状態なのです。そして、手に負えない患者が最終的に総合病院に転院、という現実が待っているのです。

このような状態は、今後の皮膚科需要の増加と同時に、よりスキルのある医師に患者が集中することがわかるでしょう。今のままで、臨床スキルは十分でしょうか?そして病院の診療方針は自分の将来と合致しているのでしょうか?皮膚科医は今後ますます選別化されるようになります。ご自分の医師生命をより豊かに充実させるためには、転職という選択肢も必要かもしれません。

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