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医師転職の履歴書や職務経歴書の書き方

rireki
医師にとって履歴書は、医師免許の次に自分を証明する唯一の「自己申告書」です。通常は医師免許と保険医登録が「資格」に当たりますが、履歴書はとにかく「早く記載」することが先決です。認定医、指導医、専門医…こうしたものは全て資格ですので、省略しないようにしましょう。
転職…医局からフリーになるということは、違う世界に行く事でもあります。つまり、帰る場所がないことを覚悟しなければなりません。これは医科大学の狭い社会で過ごしている医師全員が味わう「経験」でもあります。医局を離れることは、一般社会の人たちには理解しにくい出来事だ、と思って下さい。逆にいえば、それが一般社会のよくある出来事であり、今日診察した患者もそのひとりだと考えて頂きたいのです。

履歴書の中身ですが、一般社会のにおける「履歴書」とまったく同じフォームですので、用紙にこだわる必要はありません。学歴欄は高校卒業当たりから記載するのがよく、それ以前は必要ないでしょう。職歴に関しては、つじつまがあっていなければなりません。病院関係者にいわせますと、学歴はともかく、転職の際の空白期間や復職の年月日などがどうも「暦に合っていない」人がけっこういる、といいます。病院としては「常識」を判断するためにも履歴書の書き方を見ているわけで、気を使って記載頂きたいのです。

製薬会社の治験情報にも、医師の履歴書が伴うことが通例です。この履歴書にも意外にもミスが多く見られる、との報告が製薬学会の答申にあげられております。医師は「診断書」が労災保険、あるいは保険会社指定用紙などの公的文書の場合には、あらかじめその治療法などの項目があり、チェックがしやすいので記載には問題はありませんが、自由用紙による診断書では「簡単に項目を記載」するしかない、という医師がほとんどです。
見落としがちなことですが、人気のある病院には「エージェント」が多数駆けつけて候補者を推薦していきます。いち早く履歴書を提出し、アポイントを取らなければ後れを取る事は必至です。書き方もエージェントによって助言が異なりますが、あくまでも「職務経歴書」には詳細な事実記入を求められます。手技、症例数は必ず記入しましょう。

医師転職において履歴書や職務経歴書が重要な意味をもつ理由

医師は経年過程において「診療情報提供書」を書く事はないでしょうか?いわゆる「紹介状」のことですが、保険点数も加算されるこの書式は患者にとって「専門医に受診する資格」ですから、慎重に書かれるのではないでしょうか?(病院によっては医師事務作業補助者が代行作成しますが、その文責は医師のものとなります)ご自分の職務経歴書も同様で、所属学会なども記入漏れがない方がよいでしょう。学会出席を快く思わない病院経営者も中にはおりますので、事前にエージェントとの打ち合わせ項目ともなります。職務履歴書の下書きでエージェントの力量が試されることにもつながります。反対に、趣味などは本来は意味がない項目ですので、ごく簡単にがよいでしょう(雑談として面接で盛り上がることはありますが)。

履歴書と職務経歴書がきちんと書かれていなければならない理由、これは医師の人物評価を診るだけのものではありません。医師需要の高い病院は、それだけ多忙を極めており、そのしわ寄せが「事務員」に及ぶことが知られております。医師のカルテに捺印が無かった、日付が誤記入だった…その結果医療事故に発展するケースが非常に増えております。せっかくの執刀名医が「診断書の誤記入」で病院そのものの名を下げてしまっては、大変もったいないことです。
事実、ここ十数年の間公立病院が破綻、あるいは消滅していった原因は「職員の高給」と「医師の低給与」のアンバランスでした。労働組合の強硬さなどの問題もあり、結局医師は民間病院に大挙移動していったのですが、民間病院では事務職を「高度スキルを持った専門派遣会社の事務員」に求めました。その結果として、医師にそれ相当の年棒を支払えることが可能となった事実も見逃せません。
医師として、医局を離れ最初に勤務するにあたって「自己PR」を提出された記憶はないでしょうか?転職にあたっても、自分のスキルはそのときと比べてどうでしょうか?獲得した症例、業績が医師の全てです。これを忘れずに記入することで、履歴書と職務履歴書の全体像がはっきりするはずです。

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