HOME»地域別 » 富山県の医師転職求人、地域包括ケアシステム

富山県の医師転職求人、地域包括ケアシステム

地域包括ケアシステムを一気に導入するメリットと、デメリットを解説
toyama01
全国的に見ても、立身出世の人物が多く輩出される富山県と、その進取な産業育成は、富山県の医療にも大変な貢献をしてきたことはよく知られています。むしろ、県外に出て様々な分野で活躍する富山県人の性格が、県民の豊かな暮らしぶりを支えていることから、その一端を眺めていきたいと思います。

全国平均を上回る、医療関係者と施設数のわけは

富山県富山市は、全国一の「住みやすい町」と言われています。その要因の一つが医療の適度な充実にあります。適度、これは日本全国の地方都市や都道府県の規模、地形、そしてその気候風土の特徴などを調べていった結果、15しかない市町村で100万人の人口を維持しているこの富山県が、一番のバランスの良さを医療体制に見ることができる、と結論づけられているからなのです。

特に顕著なのは、看護師数が全国平均を上回る実態。どの医療機関でも看護師の確保は大変な課題であり、看護師一人を雇用するために、転職エージェントに契約手数料を支払い、あるいは広告宣伝にコストをかけることは、人件費を多く見積もらなければならないことに繋がります。

また、通所型介護施設や入所型介護施設の充実ぶりも際立っています。入所型の施設定員数は、75歳以上の人口1,000人あたり、平均が77人出あるのに対し、富山県は96人と圧倒的です(2014年7月)。つまり、介護施設でのケアが多いことは、訪問介護や訪問医療といった部分が少なくて済むことから、医師にとっても医療機関専業で患者の臨床や介護利用者の検診に当たることができ、ストレス回避の一因にもなります。

医療に力を入れる富山県の政策の原点は、製薬

富山県といえば「とやまの薬売り」は江戸時代からの伝統。そのため、現在も県内に59もの製薬製造メーカーが実際に薬を作り続けています。薬は委託生産されるものもあれば、メーカー直に製造されるものもありますが、富山県は世界有数の薬都、ともいうべく県自体が製薬の後押しをしており、医師も積極的に参加しているのが特徴です。

製薬は、多くの雇用を創出します。そして、これは好不況にはあまり左右されず、特に人口変動があった場合でも、必ず疾病や障害はなくなりませんので、研究はエンドレスに継続します。拠点を持つ富山県の内情は非常に未来が明るいことを示しているのです。

富山県の住みやすさの原点は

富山県の住宅の立派さは全国でも指折りです。まず、全国1位の「一戸建て所有率」、「一戸建て所有面積」。とにかく大きな家が多く、所得も全国指折りです。家族の数多く、富山県民の国内旅行者数は全国1位。そして家族のために費やすお金がとにかく多いことでも知られています。

包括地域ケアとは、要は「在宅看護」「在宅介護」を推進することを指します。家が広く、大きいことは、家での生活を大事にすることを意味し、そのためにお金を惜しまないことがわかります。暮らす環境が良いと、それだけ疾病に罹患する確率も減り、皆よく働きます。

実際に、富山県には日本有数の企業が非常に多く、YKKや不二越(ベアリング)、産業用ロボットややタービンなどの製造など、そのジャンルは非常に多く、実際に製造されている拠点が富山であることから、雇用機会が多く、その従業員が安定した収入を得ていることがわかります。

企業が多いことは、それだけ検診需要も多く、それは自ずから検診のひとつの指針にもなるわけですから、将来の疾病動向や介護発生率などが割り出されていきます。こうした積み重ねによって、一見他の地域からは「地味」年か映らないような富山県が、実際に非常に住みやすく、暮らしやすい場所であることがわかるのです。

包括ケアシステムとは、医療者が行うだけではなかった

包括ケアの主眼は「医療用モバイル」などの導入ではありません。実は地銀第1位の規模を持つ「ほくほく(北陸銀行と北海道銀行の連合企業)」による、行員の健康声かけ、だったり地域スーパーの生協従業員による、顧客の在宅訪問だったり…とあらゆる人的デバイスを使ったコストをかけない方法を取っているのです。
toyama02
体操を地域で行う、あるいは健康セミナーの開催など、直接住民に働きかける運動を県内で積極的に行っているのが、なんと地域の企業であることから、「医療は最後」という取り組みに発展しているのです。これは、もちろん地域の連帯感を産むことのメリットが大きいわけですが、デメリットもないわけではありません。

例えば、北陸新幹線の開業で、富山県にも多くの観光客が訪れています。また、富山県で余生を過ごそうとする人も少なくありません。そうした人が、富山県独特の「親密さ」に辟易することもないわけではなく、その地域性に馴染めない人はやはり暮らしにくいと考えるのも無理はないのです。

医療は地域の住民が支えることで、包括ケアに発展します。ですが、地域性の特色があるからこそ、富山県が成功しているのであり、その他の地域で成功するかどうかはわからないのです。

都道府県を選択 希望診療科目を選択
こだわり条件検索

条件を入力して検索ボタンを押して下さい。

こちらの記事もおすすめ
  • 秋田県の求人募集~上小阿仁村の「医師いじめ」は本当か? 秋田県の求人募集~上小阿仁村の「医師いじめ」は本当か?
    秋田県の求人募集~上小阿仁村の「医師いじめ」は本当か? 無医村に勤務するデメリットの本質とは?
高齢化と過疎化は、日本全国が抱える大きな問題のひ...
  • 熊本県の医師求人転職~精神病床がなぜ多いのか? 熊本県の医師求人転職~精神病床がなぜ多いのか?
    熊本県の医師求人転職~精神病床がなぜ多いのか? 2010年の厚生労働省による資料では、四大疾病(脳血管疾患、心疾患、がん、糖尿病)を調査したとこ...
  • 山形県外出身医が「住みやすい」と感じる不思議!多雪地帯でのゆとりの秘密 山形県外出身医が「住みやすい」と感じる不思議!多雪地帯でのゆとりの秘密
    山形県外出身医が「住みやすい」と感じる不思議!多雪地帯でのゆとりの秘密 山形大学医学部をヘッドクォーターとする地域と、そうではない地域がある山形...
  • 岡山県の医師求人状況~喘息患者の多さという地域性 岡山県の医師求人状況~喘息患者の多さという地域性
    岡山県の医師求人状況~喘息患者の多さという地域性 喘息患者の多さ、という意外性はなぜ生まれたか?呼吸器系の病院の実力は?2015年(平成27年)...
  • 医師、岐阜の求人~臨床研修医の充足率はなぜ低いのか? 医師、岐阜の求人~臨床研修医の充足率はなぜ低いのか?
    医師、岐阜の求人~臨床研修医の充足率はなぜ低いのか? 臨床研修医の充足率はなぜ低いのか?地域医療に進む少数派の頑張りとは人口200万人、県唯一の...
  • «
    »


    メニューリスト