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外科の求人で必要とされる条件

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執刀医不足は、地域によって非常に差があります。そして、そのトップに挙げられるのが「心臓外科医」といわれています。現在、心臓血管外科の場合は「外科専門医」となるのが、必須といえます。2013年に厚生労働省の肝いりで発足が決まった「社団法人 日本専門医制評価・認定機構」は、専門医の認定を行う機構であり、心臓血管外科に至っては、症例数の縛りが増加するのは自明、といえるでしょう。
心臓血管外科に的を絞るのは、高齢化社会の影響があるからです。特に、動脈硬化性病変は狭心症、心筋梗塞、大動脈瘤、閉塞性動脈硬化症の手術を必要とします。これらは、24時間対応で瞬時にオペを行う必要があります。時と場所を選ばないはずの、こうしたオペに対して、外科医が圧倒的に足りないのは、やはり地方の自治体が多いのです。
そして、症例も非常に心もとないのが気になります。執刀数の多さは、そのまま経験の蓄積につながります。ですから、外科のドクターには、症例数の多い病院で研鑽を積んで、転職されるのが望ましいのです。なぜか、といえば、症例が少ないまま転職に至ると、内科臨床処置で済むところを外科執刀という「医療過誤」になってしまったり、あるいは外科医から内科医へと、臨床差し戻しの発生することがよくあるからです。

外科の求人においての具体的な診療科目

次に人気のないのが「脳外科医」といってもよいでしょう。テレビや新聞で『脳科学者』や『脳トレ』、『脳の天才医』などが報道されることがありますから、脳外科医に憧れる医師は増加しているのか、とおもいきや、実際は逆の傾向が続いています。なぜでしょうか?脳は執刀医の中で、一番過酷な条件で医業を行っている、と考えられているからです。
まず、脳外科は日本全国の「人気のある外科専門病院」に医師が集中する、傾向があります。これは、全国的に「都市部に医師が集まる」という現象とは異なります。場所は関係なく、「優れた病院に医師が集積する」のです。最新の医療機器だけでは、人は集まりません。症例数が鍵となります。ですから、本当に外科医として求人に対応するならば、やはり症例数の多いところで、専門医になることが必要です。
心臓と脳が過酷な状況、なのは土日祝日がなく、24時間いつでもオペを行う体制でいなければならないからです。ですが、もしそういう医師が増えていけば、必ず休暇も取れる状況になります。実際には脳外科専門病院は、多くの優秀な外科医を抱え、輪番でオペを行っています。
頭数だけを揃えたい、という病院は全国的にも多くありますが、心臓と脳の場合は、こういう求人は患者のためにはならないといってよいでしょう。結局他の病院へ患者を回すだけになってしまうからです。逆にいえば、医師側から求人の内容をよくコンサルタントに聞くことです。もし、コンサルタントが状況を把握していないならば、別のエージェントに変えてしまうべきでしょう。

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