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保健所での医師の仕事とは??

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保健所とは市町村が独自に抱えている役所のひとつであり、都市部の場合は伝染病の予防、その多くがインフルエンザといった集団発生するウイルス製感染症への対応です。
これは小学校や中学校レベルでの発生で、即座に保健所に報告が行き、ここで担当医師がその真偽を確認してから市町村の教育関係者に学校閉鎖や学級閉鎖の喚起を行います。
保健所はこうした予期できる集団感染病のほか、蜂や猛毒を持っている昆虫や虫類との接触事例を確認して、その処置方法を伝達する、あるいは狂犬病対策、小児まひ、あるいは脳性小児まひといった「妊婦教育で防ぐことができる」事例の公開などを行うことが求められています。
一方で、過疎化する地方の自治体においては保健所が唯一の医療センターである場合が多く、基本的な医療行為が日常において行われます。
ここでは看護師の救急措置から広域救急搬送車を手配するか、あるいはドクターヘリを要望し患者を適切な病院科目で移動指示します。
ですが、現実のところ、保健所の予算は限られており、都市部においても医師会からの派遣、あるいは市立病院や大学病院からの派遣医でポストが維持されています。

保健所で医師が求められるスキル

また、過疎地での保健医はそのほとんどが看護師によって肩代わりされており、医師の常勤は非常に稀、といっても過言ではありません。
ひとりのドクターを雇用するには住まいの提供から始まり、都市部と変わらぬ報酬を約束しなければならず、また限られた医療機器でどれだけのことができるかを住民に理解させないといけないことになります。
時には24時間医療行為に当たらねばならないこともあり、家族を抱えたドクターにとっては、特に子供の教育面で将来を考え、常勤することが大変困難である、といえましょう。
また、保健所のドクターは学校医をも兼任するのが過疎地での通例です。
学校医は臨床診断医であり、予防医学の
責任を負います。
と同時に、薬学知識も必要になります。
都市部とは異なる生活環境でドクター自身もストレスにかかりやすい事例が報告されています。
ですので、定期的異動し、ほぼ同レベルのスキルを持ったドクターが数年おきに着任し、離任する傾向が多く、医療水準がなるだけ落ちないように保たれるよう、住民の固定したカルテ情報が5年超保管されています。

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