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医師が不足しやすい科とは?

fusoku
一般的にいわれている「医師不足」。それも都市や地方での違いで足りない診療科目に差が出て来るはずです。小児科や産婦人科は地方では絶対数が不足していますが、都市ではそうでもありません。小児科や産科・婦人科は開業医が多くいる都市部でも、救急医療と麻酔科は完全に不足しています。
日本医師会勤務委員会がまとめた資料があります。平成20・21年度の調査結果を見てみると、実は、外科の人気に比べて内科志望者の減少が挙げられています。そして、もっとも問題なのが、医師の男女比率です。女性医師は約3割に上り、出産というタイミングが医師不足に拍車をかけています。
女性医師の多くは内科を志望する傾向にあります。人気テレビ番組では女優の米倉涼子が天才外科医を演じていますが、話題になるのは女性医師だからという点です。男性医師ならばドラマの主人公としては「名医」のひとりでしかありません。もちろん、女性医師が外科医である場合もありますが、その割合は非常に少ないのです。

ところで、麻酔科医が少ないのは全国的な傾向です。北海道や九州などの遠隔地では、手術体制は整っていながら、麻酔科医がいないためにオペができないケースが多くあります。そのため、最近は麻酔科医の「奪い合い」が起こるほどになっています。麻酔科医の人気が低い理由は、その特殊技能性に依ります。オペがなければ、彼らの仕事はありません。そしてオペの最中に執刀が可能かどうかの判断は、麻酔科医の患者を診る力ひとつにかかっています。いくら脳外科の名医が執刀するとはいっても、麻酔科医の情報提供がなければ、オペは中止となるのです。
ただ、麻酔科医はオペのない日は仕事がありません。逆にオペが続く場合は休みがありません。集中力も切らす事ができず、それでいて仕事は見守ることにあります。脈拍、心拍数…そして執刀介助の看護師と患者の状態をケアして行かなければなりません。医師としては非常に地味であり、かつ重要なポジションです。
転職する場合、麻酔科医は外科執刀症例が多い病院ほど、求人に良い条件を載せて来ます。そのかわり、非常に過酷な勤務体制が待っている事も確かです。ですが、チーム医療として、いかに麻酔科医の重要さを理解してもらえる病院に行くかで、その充実度は変わってくるはずです。

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