HOME»医師業務全般のカテゴリー » アルツハイマー症例への対応

アルツハイマー症例への対応

ninchi
現在、若年性をも含めたアルツハイマー症候群の症例が激増しております。患者とその家族が一番悩ますのが「どの科へ診療してもらえばよいのか」ということでしょう。理論的には「脳」から発症するとはわかっていながら、実際脳の付く専門医は「脳外科」だろうかと思われてしまうのです。
脳外科は「脳の組織を解明」することからはじめますから、CTスキャン、MRIが装備されておれば問題ありません。要は、撮影画像の把握が全てになりますが、残念ながらこの画像処理にはいまだ改良の余地があることは、なかなか認知されておりません。
現在、脳外科の転職を考えておられる医師は「医療設備」の高度化にもかなりの興味をお持ちと思われます。また、脳外科は同時に神経外科も一緒に臨床する、技術的にも非常に興味深い症例が揃っております。また、神経は年々高度化する執刀技術にも多大な影響を与えておりますから、症例研究を望む医師は、専門病院への転職を是非お勧めしたいと思います。
現在北海道の「脳外科」専門病院、千葉の「脳神経外科」専門病院など、非常に高度な技術医を抱えた病院が増えております。意欲的な医師は九州からも四国からも集まっております。医局が違うにも拘わらず、症例の多さが研究熱心な医師に技術向上の機会を提供しております。

アルツハイマーへの対応方法は多岐にわたる

脳外科の場合は「冬場の北日本」に多く症例が見つかることがわかっております。これは厳冬期、外気と室内との温度差(30度以上)が脳への影響を及ぼすことが研究で解明されています。ですので、こういった症例を参考に、温暖な地方でもわずかな容態の変化を読み取ることが、出来るような治療に役立っております。
地方地方で特有の症状は必ず見つかっておりますので、場所はどこであれ、症例研究として執刀を数多くこなしたい医師には、総合病院よりも、中規模専門病院への転職がふさわしいのではないか、と思われます。とりわけ、脳外科は診療数が多く、結果アルツハイマーの場合は「物忘れ外来」などへの移動を指示できますし、神経に拘わる執刀ならば、脳神経外科の専門医との研究も図る事ができます。
アルツハイマー症例は、神経内科の領域になりますが、これは臨床医の研究対象であり、執刀そのものを行なうケースはまずありえません。が、この場合は投薬療法、および患者の家族への予防措置を理解させる大きな問題を抱えています。診療そのものにも時間がかかりますが、丁寧な説明や、症例の積み上げを医療研究に当てる医師の場合は「大規模病院」で患者を長時間待合室で待たせるよりも、中規模の専門病院への転院が得策といえます。アルツハイマーの患者、および家族の特徴は、非常に落ち着いたなかで診断できる、という点です。
一カ所でゆっくりと症例に向き合うタイプの医師には、適した現場であるといえましょう。

こちらの記事もおすすめ
  • 国境なき医師団の実態とは? 国境なき医師団の実態とは?
    国境なき医師団の実態とは?どんなタイプの医者が参加している?1971年にフランスの医師のグループによって設立された、医師によるボランティア団体です。宗...
  • 医師にありがちな悩みとは? 医師にありがちな悩みとは?
    医師にありがちな悩みとは?職場での悩みは、どの職種でも多かれ少なかれ存在するものです。医師の場合はどうか、といえば、その特殊な職場環境の「連続性」にあ...
  • 医者年収。20代のうちはそこまで高くは無い 医者年収。20代のうちはそこまで高くは無い
    医者年収。20代のうちはそこまで高くは無い?ドクターといえば、年収1000万円は楽々稼げる職業、というイメージがありますが実際はどうでしょうか?通常1...
  • 医師なら当たり前?ブラック、プラチナカード 医師なら当たり前?ブラック、プラチナカード
    医師ならブラックカード、プラチナカードの所持は当たり前でしょうか?これは「医師ならプラチナカードを持つだけの所得基準や収入の安定度があるか」というテー...
  • 医師のアルバイト、寝当直とは?? 医師のアルバイト、寝当直とは??
    医師のアルバイト、寝当直とは??ドクターにとって当直は一つの「働き方」です。特に若い頃は経験と収入を得るために、日勤と夜勤を続ける医師がおります。これ...
  • «
    »


    メニューリスト